高血糖になると脱水を引き起こすので、注意しないといけません。
人の体は高血糖になると水分を増やし、血液を薄めようとします。
そうすると血液の量が増えるため、排尿回数の増加に繋がります。
排尿をたくさんすることで、体内の水分がどんどん外に排出され、脱水を引き起こすという訳です。
もし、強い喉の渇きを感じる場合は高血糖の可能性を疑った方がいいかもしれません。
そして、脱水になると体の電解質のバランスが乱れてしまいます。
その結果、だるさを感じたり、腹痛や下痢といった症状を伴うことがあります。
また、脱水状態がそのまま続いてしまうと大変なことになるので、十分に気をつけないといけません。
昏睡状態に陥り、意識がなくなってしまうこともありますし、最悪の場合だと死にいたることもあります。
脱水症状が現れた場合、すぐに病院で適切な治療を行わないといけません。
高血糖の方は万が一こうなった時のためにも周りに自分の症状を知らせておいた方がいいでしょう。
眠気が酷い場合、高血糖の可能性があります。
実は眠気と血糖値には深い関係があり、血糖値が高くなると眠気を引き起こします。
そして、食後に我慢できないほどの強い眠気を感じる場合は糖尿病の可能性があるかもしれません。
食後は誰でも血糖値が上がるので眠気を感じやすいですが、高血糖の方は異常に強い眠気を感じます。
その場合、膵臓の機能が低下していて、インスリンの分泌が上手くいっていない可能性が高いです。
例えば、眠気の他にイライラや動悸、頻尿、冷や汗、倦怠感、喉の渇きといった症状も一緒に出ている場合は、血糖値が原因で眠気を引き起こしていると考えていいでしょう。
白米や白パンを大量に食べたり、糖分の多い食べ物をたくさん口にしたり、間食の回数が多い場合は高血糖による眠気を起こしやすいです。
高血糖による眠気を予防するためにも、白米や白パンといった炭水化物の食べ過ぎに注意したり、お菓子を控えるといった工夫をしてください。
食生活を見直せば、効果的に高血糖による眠気を改善できます。